独身時代、3食コンビニ飯だったよし乃です。
朝昼分をファミマかローソンで購入して出勤。
仕事帰りにセブンで夕飯を。
時間があれば帰宅途中にある店舗で外食。
揚げ物なんて結婚してから初めて挑戦しました。(しかも冷凍)
今でも料理は得意ではありませんが、先日発売された美容家さんの料理本が感涙もので。
「神崎恵のおうちごはん~さあ、なに食べる」」
神崎恵 扶桑社 1,700円(税別)
今回は
・がっつり肉・魚が食べたいとき
・映える一皿を
・忙しくても簡単に
作れるようになる、おうちごはんの本をご紹介します。
おすすめポイント
①肉・魚のごはんが進むことうけあいなメイン料理満載
例えば
「今日のごはん、なに?」と、夫や息子に聞かれたとき
「今日は〇〇!」「やったー!」となる
「〇〇」に入るメニューが多数掲載。
どれも捨てがたいけど胃袋はひとつしかないから
「今日、なににする?」というより「今日、どれにする?」
よくここまで食欲がわく肉・魚料理が思いつくわね!というラインナップ。
スーパーに行く前にパラパラと本をめくると候補がすぐ決まるのでとっても便利。
個人的には買い物後に「安くて買っちゃったけどとうしよう?」というときにも本をすぐ開いてます。
お買い得な肉や魚を手に取り、ほくほくして帰宅してみたら献立が思いつかない。
たまにありませんか?
よし乃はしょっちゅうです。(いつもかも?)
「鶏肉が安いけど、昨日はアジフライ(冷凍ね)だったから揚げ物じゃなくしたい。でも、鶏肉は唐揚げしか思いつかない…。」と、いうときに「あっ、焼きでこのレシピがある!」とか
「”鶏肉””レシピ”でググったけど、このレシピは私には難しすぎ…。」と、いうときに「あら、ホントに焼くだけでいいのね。でもこの味付け、めちゃくちゃおいしそう!」とか
②食卓をおしゃれにするもう一品が充実
メイン料理はまだ決めやすいのですが。
献立的に副菜がないと寂しい食卓になるときありませんか?
この副菜を決めるのすごく悩みます。
昨日はお肉だったから今日はお魚。
調理は揚げ物だったから焼くか煮るで。
でも、副菜もう一品がかなり難しい。
疲れていればなおさら作りたくないし。
そんな時に合わせられる副菜がたくさん紹介されてます。
例えば見栄えの良いきんぴらが5種も。
しかも味付けは同じで調味料も家庭に大抵あるものばかり。
正直に言えばよし乃が一人暮らしのときは、砂糖・酒・醤油も自宅になかったのであれですが(笑)
(はちみつ・白ワイン・麵つゆはありましたよ。あと塩も。)
③手に入りやすい食材でシンプルな調理だから忙しくても作れる
著者のInstagramにたびたび掲載されるおしゃれなおうちごはんをみて、
「都内のスーパーは食材もいろいろあるから羨ましいなぁ。」と思ってました。
でも実際ページをめくってみると、地方のスーパーにある食材ばかり。
(確かにInstagramのキャプションに「ささみがあったので…」とかいつも書いてあったわ)
「美容家さんのお料理だもの。手が込んでるんだろうなぁ。」と思ってました。
でも実際レシピをよんでみると、揚げただけ、焼いただけ、煮込んだだけ。
(ホントInstagramのキャプションに「焼いてからめるだけ…」とかいつも書いてありました。すみません!)
ただ、それでも満足できるコツやアレンジが豊富なんです。
しかも、つくりおきじゃないから負担が少ない。
使いたい調味料がない時、食材が余った時のあるあるが、解決される工夫もしっかりメモされていて心憎い。
作り手を思いやる愛情あるアドバイスは、読者というか息子さんへのメッセージのようにも感じられました。
そうは言ってもホントに疲れて献立なんか考えられないのよー!
というときに、一品でまとまる麺料理・ごはん料理も載っているから安心です。
注意点
①初心者さんだと揚げ物はハードル高め
料理をするようになって数年。
料理が不得意な私にとって揚げ物は構えてしまいます。
自宅では温度設定機能のあるガスコンロを使用しているので、冷凍ものの揚げ物は苦にならなくはなりましたが。
衣の手間と洗い物を考えるとなかなか手がだせないというのが正直なところ。
書籍を購入して二週間ほど経ちますが、揚げ物でチャレンジしたレシピは春巻き一品。
ただこれは本当に美味しくて冷凍ものの春巻きは購入しなくなりました。
②料理の基礎本ではない
”おうちごはん”が紹介されてますが、
何から何まで手作り!丁寧な調理法というわけではないです。
一から全部作りたいというのであれば物足りないかもしれません。
市販の調味料やソースをそのまま使ったレシピもあるくらい。
とにかくアレンジや時短の工夫が詳細に書かれているので、
簡単に済ませたいときはうってつけかと思います。
③食べ過ぎには気をつけて
メイン料理のカロリーだけ見れば、高めのものが多い気がします。
著者も本の中でその点についてふれてますが
みんなで同じものを食べて、「おいしい」を「共に感じる」ことを大切にしています。
でも、栄養のバランスを見ても、
代謝のいい食べ盛りの息子たちと、なんでも同じものを、というわけにもいきません。
引用:「神崎恵のおうちごはん~さあ、なに食べる?」 神崎恵 著
そこさえ押さえておけば常備菜ならぬ常備本といった感じです。
参考にしたい著者の調整メニューも”おまけ”として紹介されています。
詳しくはぜひ本書をご覧になってください。
さいごに
生活ありきの料理本
レシピというより「家庭科・食生活・男子編」の教科書みたい
仕事をしてから買い物してご飯をつくる(出張・会食が多いから買い置きできないよね)
家族の体調をみながらつくる
食事の様子から家族の調子がわかる
本に掲載されている息子さんと一緒に写っている写真の神崎さんは
「美容家の顔」から「かあちゃんの顔」になってる
かあちゃんだけじゃない
とうちゃんでも娘ちゃんでも息子くんでも
誰かのためのごはんを作ったことがあれば
この料理本をながめて
なんでもない日のありがたさや幸せを再度かみしめ目頭が熱くなるのでは
「また野菜を残して!」と怒る日々も多々ありますが(笑)
あとがき
さすが美容家の料理本。
料理のアレンジがおしゃれで何パターンも。
コスメも高いものばかりは買えないし、プチプラだっていいものはたくさんある。
表紙のレシピがINDEX横に掲載されているのも、まるで美容雑誌のカバーコスメ紹介のよう。
シンプルが好きなゆるっとミニマリストだけど、映える料理が嫌いな訳じゃない。
それが自分の生活に無理なく馴染んでいれば最高。
というかむしろ好きなもの・ことに囲まれていたいからミニマリスト。
そんなおしゃれな料理を生活に馴染ませてくれるコツがいっぱいの一冊。
食材、手順はいたってシンプル。
そうよね生活の中のおうちごはんだもの。
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